マーケティング

コモディティ化する原因とは?事例を用いてわかりやすく対策方法を解説

福田です。

本日は「コモディティ化」という言葉について解説していきたいと思います。

ビジネスをやっていると、コモディティ化という言葉をよく目にするようになります。

通常、コモディティ化とは「一般化」と言われるように、商品やサービスがその他大勢と同類と見なされる現象を指します。

現在は、特にコモディティ化があらゆる産業で進んでいる傾向にあるので、コモディティ化について理解を深めていかないと、ビジネスが立ち行かなくなってしまうのです。

そこで、今回はコモディティ化という専門的な言葉を具体例などを使ってわかりやすく解説していきましょう。

1.コモディティ化とは?わかりやすく解説

まず、コモディティとは「一般化」の他に「日用品」などとも変換できますが、ビジネス的に言えば「一般化」という意味で通っています。

例えば、

「商品がコモディティ化している」

という表現があったら、これは商品が一般化されているという意味です。

つまり、単純に言って「他の商品と差別化ができていない」ということになります。

商品が差別化できていないということは、競合他社と同じような商品を作っているなど、その他大勢と変わらないのでわざわざ自分の商品を手に取ってもらえる可能性が限りなく低くなるのです。

商品以外でも僕たち(人間)はコモディティ化した存在になってはいけないという考え方もあります。

なぜなら、コモディティ化してしまえば、自分の代わりがいるということなので、会社でのポジションもそれなりの地位までしか出世できないですし、経営者であればわざわざ自分に付いていきたいと思う人も少なくなるからです。

つまり、あらゆる産業・分野においてコモディティ化は避けなければならない現象だと言えます。

1-1.コモディティ化の弊害

さて、コモディティ化が起きると差別化ができなくなるということを先ほど伝えたのですが、具体的に差別化ができないとどんな弊害があるのか解説していきます。

1-1-1.価格競争に巻き込まれやすい

まず、商品やサービスがコモディティ化すると、価格競争に巻き込まれやすくなるという弊害があります。

コモディティ化した対象は、どれも似たような特徴になるので、お客さんからして見たら「何を買っても同じ」と思われてしまいます。

何を買っても同じということは、「できるだけ安い方を買う」という結論になりやすいのです。

となると、商品やサービスの価格をどんどん下げてライバルに対抗していきますが、ライバルも当然価格を下げてきます。

で、この状態で生き残れるのは「市場のトップのみ」 となり、これがコモディティ化の大きなデメリットと言えます。

要するに、個人や中小企業が価格を下げ続けても利益が極端に減るため、事業が回らなくなってしまうのです。

逆に市場のトップにいる組織は、価格を下げても資本力が既にあるので、事業が回らなくなるなんてことはなく、ライバルが勝手に脱落しているのを見ていくだけで生き残れます。

価格競争に巻き込まれたら資本力が低い方は圧倒的に不利になるので、必ず押さえるべきポイントだと言えます。

1-1-2.薄利多売を引き起こす

コモディティ化することで価格競争に巻き込まれやすいことは説明した通りです。

そして、さらにそこから導けるのがコモディティ化してしまうことで「薄利多売を引き起こす」 ということです。

僕はいつもブログやメルマガで言っているのですが、売上の方程式というのが、

売上=集客数×成約率×単価

であり、この3つの要素を改善する以外に利益を上げる方法はないのです。

で、薄利多売というのは単価が低い商品を数打つという商売のやり方なんですが、安い商品を多く売るのは実はかなり厳しいです。

例えば、1万円の商品を10個売って10万円の売上を達成するのと、10万円の商品を1個売って10万円の売上を出すのとでは後者の方が圧倒的に楽です。

つまり、ビジネスにおいては薄利多売は愚策で、「単価が高い商品を売る」という意識を向けるのが成長していくためには必要になってきます。

それこそ、薄利多売が成り立つのは資本力がある市場のトップ層だけで、個人や中小企業が薄利多売を中心にビジネスをやっていたら確実に収益は落ちます。

なので、コモディティ化してしまうと薄利多売を引き起こすことに繋がることを覚えておいていただきたいです。

1-1-3.重要度の低い存在になる

さて、コモディティ化というのは商品やサービスだけではなく、「人」も同様に一般化してしまうことは既にお伝えした通りです。

つまり例えば、会社の中で自分がコモディティ化してしまえば、自分の存在価値が低くなり、自分のポジションや給料にもろに影響を受けてしまうわけです。

なぜなら、自分以外の代わりが代替可能ということなので、極論、自分が居なくなっても組織に影響がないからです。

コモディティ化は要するに「その他大勢」の枠組みに分類されてしまうので、ビジネス的に言えば重要度は限りなく低くなります。

やはり、その他大勢よりも希少性が高い人物の方が組織の中で目立ちますし、個人でやっていく際にも頼られます。

「唯一無二の価値になれ」とまでは言いませんが、コモディティ化してしまうことで重要度が下がってしまう危険性は考慮すべきだと言えるでしょう。

1-2.コモディティ化する原因

では、なぜコモディティ化が起きてしまうのか、その原因を探っていきたいと思います。

まず、コモディティ化を引き起こしてしまう最大の原因は、

「性能(能力)による差別化ができない時代になってしまったから」

という時代背景が大きなものだと僕は考えています。

例えば、今の時代って商品やサービスの性能は模倣されやすく、また情報も共有されるようになっているので差別化ができないのです。

新しい商品を作ったとしても性能は直ぐに分析できてしまうので、ライバルにも真似されます。

それに情報を隠そうと思ってもSNSの影響のためか、今の時代は情報共有が普通の傾向にあるので、ずっと隠しておくというのも無理なのです。

つまり、機能的な部分での差別化ができなくなってしまったので、コモディティ化が起きてしまうわけです。

そんなコモディティ化を引き起こす原因を解決するための方法は、後述していきたいと思いますので、引き続きご覧いただければと思います。

とりあえず、ここではコモディティ化する原因を押さえておいていただければ大丈夫です。

1-3.コモディティ化に対する誤解

さて、ここまでコモディティ化について話してきましたが、言葉自体にネガティブなイメージを持たられた方もいると思います。

しかし、コモディティ化とは必ずしもネガティブな印象を持つ必要性もなく、ここがコモディティ化の誤解を招くことにも繋がっているのです。

そもそも、コモディティ化とは「一般化」や「日用品」と言い換えられるように、基本的には「大衆向けの言葉」を指します。

で、確かに商品やサービスというのは差別化しないと、その他大勢のような扱われ方をしてしまうのですが、コモディティ化を避けるあまりにマニアックすぎる領域に行ってもビジネスとして成り立ちません。

例えば、ニッチすぎる市場にいってもそもそもビジネスが上手くいかないことがあります。

それこそ、自転車のサドルを作るビジネスで収益化しようとしても、確かにコモディティ化はしないのですが、普通にマネタイズが厳しいと思います苦笑

これはあくまで例え話ではあるのですが、要するにコモディティ化を避けようと意識しすぎると、逆に変な領域に行ってしまう可能性もあるわけです。

そのため、マニアックすぎたり、ニッチすぎても意味がなく、

「ある程度の需要がある領域で勝負すべき」

だとも言えるのです。

つまり、コモディティ化が全面的に悪いわけではなく、しっかりと戦略を持って勝負を仕掛ける意識を持つべきだというのが結論になります。

2.コモディティ化の事例

では、コモディティ化の事例について解説していきたいと思います。

2-1.液晶テレビ

まず、コモディティ化の例として挙げられるのは液晶テレビです。

昨今は、若者のテレビ離れという言葉がメディアで出てくるように、確かにテレビの需要も供給も減っている傾向にあります。

まあ、影響力的に言えば他のメディアの追随を許さないものをテレビは持っているのですが、昔ほどの絶大な影響力はなくなっています。

で、液晶テレビも昔は数十万円しないと手に入らないものだったのですが、今では数万円も出せば良いテレビを買うことができます。

液晶テレビの値段が下がった背景にあるのが、やはりコモディティ化です。

どのテレビも性能が似たり寄ったりなものになってしまったので、価格競争に巻き込まれ、値段が下がってしまっているのです。

2-2.床屋の1000円カット

街中に床屋の1000円カットがあったりしますが、これもコモディティ化の一種だと言えます。

髪を切るのも床屋と美容室では利用客の属性が根本的に異なるので、一概に比較はできません。しかし、美容室の場合は1000円で終わることなんてまずなく、普通に1万円を超えることもあります。

基本的に薄利多売は利益を出すためには、避けるべき戦略だと言われていますが、コモディティ化の影響で1000円カットが出現したのは明らかです。

2-3.大衆向け化粧品

大衆向け化粧品はコモディティ化の事例としても挙げられます。

そもそも、コモディティ化には「日用品」という意味があるので、大衆向けと表現される商品は殆どがコモディティ化の影響を受けています。

ただ、化粧品の場合は少し特殊で、価格が安ければ売れるというわけではありません。

価格が安すぎても「本当に効果があるのか?」と消費者に疑問を持たれてしまうため、ある程度の値段設定にしないと逆に売れないというケースがあるのです。

しかし、大衆向け化粧品に関してはコモディティ化によって値段が下がる事例もたくさんあるのが実際のところです。

3.コモディティ化から脱却するための方法

それでは、コモディティ化していく市場から脱却するためにはどうすればいいのか?

それは 「ブランドを構築すること」にあります。

まず、コモディティ化してしまうと価格競争に巻き込まれる確率が極めて高いため、市場のトップ層以外は競争に負ける危険性が高いです。

なので、安易な低価格設定は避けるべきだと言えるのが先ほどから説明している通り。

そのため、オリジナル性を追求しようと差別化を図りにかかる人がいるのですが、これは逆に意味を為さない可能性があるのです。

3-1.オリジナル性を追求しても無意味な時代

コモディティ化を避けようと画策する時に、思いつく考えといえば、

「オリジナル性を追求した新商品を作る」

ということです。

確かにオリジナル性溢れる新商品が作れたら、その場では目立つ存在となり、利益も出るかもしれません。

しかし、今の時代は例えどれだけ優れた新商品を出したところで、直ぐに真似される時代であり、むしろライバルはその良いところも踏まえた新商品を出したりします。

つまり、これではイタチごっこでしかなく、いつまで経っても価格競争から逃れることができないのです。

だから、変にオリジナル性を追求するのではなく、「ブランドを作っていく意識」がコモディティ化を避けるために必要だといえます。

3-2.コモディティ化からの脱却方法はブランド構築にある

さて、コモディティ化を避けるための方法として、ブランド構築が挙げられるのですが、ブランドとよく似た言葉に差別化戦略があります。

「ブランドを構築するのって差別化をするためでしょ?」

と思う方も多いはずですが、厳密にいえばブランドと差別化は意味が異なります。

まずは、2つの違いから解説していかないとコモディティ化から脱却することができません。なので、説明させていただきます。

そもそも差別化とは「他と違いを生み出す」という意味です。

要するに、商品のコンセプトや性能で違いを生み出したり、あるいはキャラクターで違いを演出したりするのが差別化になります。

で、差別化はビジネスにおいては基本中の基本ですし、コモディティ化する原因が差別化ができないことにあるというのも今回の記事で説明した通りです。

だからこそ、決して差別化を軽視してはいけないのです。

恋愛で例えたらわかりやすいですが、ほぼスペックが同じのフツメンAとフツメンBが目の前にいたら、どっちを選ぶかという話です。

普通に考えて、

「いや、同じスペックだったらどっちでもいいわ」

となりますよね?

しかし、ここでフツメンBに「話が面白い」というステータスを足したら、一気にフツメンBの価値が上がります。

なぜなら、フツメンAと比べて、フツメンBは話が面白いという付加価値が出てくるので、両者を見比べたとしたらフツメンBの方が明らかに選ぶ価値が高いからです。

このように違いを生み出すのが差別化戦略になります。

では、ブランドとは一体何か?

簡単にいえば、ブランドとは差別化戦略よりも高いレベルのことで、

「顧客にとっての理想の世界を体現したもの」

がブランドだと判断することができます。

つまり、ブランドというのは、顧客が「この人(商品)じゃなきゃダメだ」となる段階までいって初めてブランドが構築されたと断定することが可能になるのです。

それでは、実際にコモディティ化を避けるためのブランド作りのポイントを解説していきたいと思います。

4.コモディティ化を避けるブランド作りのポイント

では、具体的にブランドを作る方法に入っていきたいと思います。

4-1.ブランド作りにおいて意識すべきポイント

ブランドを作っていくために意識すべきポイントは、

「誰に何をどんな形で伝えていくか?」

という部分を明確にすることです。

商品や顧客のことを理解するのはマーケティングにおいて基本中の基本ではあるのですが、ブランド作りにおいても当てはまります。

実際、顧客の心に響かなければブランドとは言えないので、まずやるべきなのはターゲットを知ることになるわけです。

そして、定めたターゲットに対して何をどんな形で伝えていくのかがブランドを作るためには必要になってきます。

4-2.Webマーケティングを活用してブランドを作る事例

少し抽象的な話が多くてイメージしづらかったと思いますので、僕のビジネスを事例にしてブランド作りを解説してみたいと思います。

まず、僕は「人は生きているだけで価値がある」という理想の世界を伝えるために活動しており、主にビジネスに興味がある層をターゲットにしています。

そして、僕が掲げる理想の世界を達成するために必要なのが、「自分メディア」を作っていくことだと読者に伝えているのです。

自分メディアというのは、自分の日常を発信できる媒体のことで、ブログやメルマガ、SNS等が僕が定義する自分メディアに該当します。

このように理想の世界を提示し、そこに行くための道筋を顧客に示すことで、僕が情報発信をやる目的が明確になり結果的にブランドが確立されるようになるのです。

基本的にブランドというのは自分で作っていくのが大事ですが、最終的には顧客が判断するものです。

自己満足でブランドを作っても意味がなく、それが顧客に伝わってこそ、真の意味でブランド化に繋がります。

そうしてブランドを作っていくことで、あなた自身や企業の商品がコモディティ化から脱却することができるのです。

機能面での差別化が困難な以上、他者が真似することができない要素で勝負を仕掛けていくのが今後のビジネスで生き残っておくためには必要になります。

まとめ

以上、コモディティ化について紹介してきました。

今の時代は情報が共有され、技術も直ぐに盗まれる時代なのでコモディティ化は避けられません。

そんなコモディティ化全盛期の時代でどうやって他者と違いを生み出すかといえば、やはり「ブランド」になります。

ブランドを構築することで、顧客にとっての理想の価値を生み出し「この人だから買う」「この企業だから買う」と判断されるようになるのです。

コモディティ化はこれからどんどん加速していくので、しっかりとブランドを構築して、顧客から選ばれるビジネスをしていきましょう。

それと、コモディティ化などのマーケティングに関する深い戦略について興味がある方は僕のメルマガでもお伝えしているので、どうぞご登録ください。

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