福田です。
今回はGoogleアドセンスの審査用ブログの具体的な作成方法について解説していきます。
数年前は無料ブログでも審査が通りましたが、2016年からGoogleアドセンスの取得方法が厳しくなり、今は独自ドメインからの申請しか受け付けてもらえません。
ドメインとは、ホームページのアドレスのことで、インターネット上の住所になります。
そして、独自ドメインとは、ブログサービスが提供してくれるアドレスではなく、「.com」や「.net」を独自で取得し、自由に利用できるアドレスのことです。
また、無料ブログを使う場合も独自ドメインの取得が必要になり、完全に無料で審査を通すことが出来ないので、年々Googleアドセンスを申し込む人は減っているという話も聞きます。
しかし、ブログに1日1万PVを集めることができれば、Googleアドセンスの報酬で日給3000円以上稼ぐことが出来ます。
なので、ネットビジネス初心者の方は、Googleアドセンスは最低限取得しておいた方が良いです。
今回の記事では
- 審査に通らないブログとは?
- Googleアドセンスの審査用ブログの具体的な作成方法
- Googleアドセンス審査に欠かせない最適化ブログ設定
この3つを順に説明していきます。
目次
1.2018年以降はグーグルアドセンスの審査用ブログは無料ブログではNG?
実は、先ほど冒頭でお伝えしましたが、無料のブログ(はてなブログやライブドア)でも、独自ドメインの設定が出来れば、Googleアドセンスの審査に出すことは可能です。
しかし、独自ドメインで作成したブログであれば、なんでもいいわけでもありません。
- 必要な設定をしっかりしてない
- テンプレートがどこでもあるような無料のもの
- 内容やデザインにオリジナリティがない
この3つが当てはまれば、独自ドメインのブログでも審査に通過出来ない可能性が高いでしょう。
なぜなら、必要な設定とは、運営者情報、プライバシーポリシーやサイトマップ等のことですが、これらの設定がされていないと、誰が運営しているかも分からず、Googleの信用がなくなるからです。
また、プライバシーポリシーはGoogleが設定することを求めています。
さらに、どこにでもあるようなテンプレートを使用すると、オリジナリティのないデザインになってしまうので、避けたほうが良いですね。
また、無料ブログはサービス終了といったリスクや、独自ドメインの設定に別料金が発生することも考えると、レンタルサーバーで独自ドメインでの運営をおすすめします。
実際に、僕のクライアントも独自ドメインで運営をしていますし、無料ブログでの作成はオススメしていません。
それでは具体的に、Googleアドセンスの審査用ブログの作成方法を解説していきますね。
2.グーグルアドセンスの審査用ブログの具体的な作成方法
これから、具体的なブログの開設の流れを説明します。
- 独自ドメイン取得とレンタルサーバーを契約
- レンタルサーバーにワードプレスをインストール
- ワードプレスでテンプレート(テーマ)の設定
- プラグインのインストール
- 運営者情報やプライバシーポリシー、サイトマップ等作成
- Googleサーチコンソールやアナリティクスとの連携
- 記事投入
以上が主な作成方法の流れですので、1から解説をしていきますね。
2-1.独自ドメイン取得とレンタルサーバーを契約
ブログを開設する場合は、無料のブログサービス(はてなブログやライブドア)から付与されるドメインではなく、独自ドメインを取得しましょう。
なぜなら、無料ブログサービスから自分のホームページに移行しようとした時に、無料のブログサービスから付与されたドメインを使用していた場合は、解約と同時にドメインが削除されてしまうからです。
なので、これまで作り込んできたブログでGoogleから得た評価も無くなってしまうのですね。
また、ブログサービスが閉鎖された場合は、付与されていたドメインも一緒に削除されてしまう可能性もあります。
しかし、独自ドメインであれば、ブログサービス側の権限で勝手に削除されることがありませんので、独自ドメインを取得する方が将来的にも低リスクで安心できると思います。
そして独自ドメインですが、オススメは 「ムームードメイン」での取得です。
サーバーは、ロリポップとエックスサーバー等がありますが、基本的にロリポップは個人向け(ビジネス向けではない)であり、オススメはエックスサーバーの利用です。
エックスサーバーはサーバー自体が強いため、アクセスが大量に集まっても滅多にサーバーダウンしません。
あまり安いサーバーを使うと、大量のアクセスがサイトに集まった時にサーバーがダウンしてしまって、サイトが一時表示されなくなってしまいます。
そうなったらGoogleからの評価も下がってしまい、あなたの記事の順位が検索エンジンから下がってしまう可能性が出てくるのです。
なので、個人的にはエックスサーバーを推奨します。
2-2.レンタルサーバーにワードプレスをインストール
独自ドメインとサーバーの設定が終われば、次にワードプレスをインストールしましょう。
僕も実際にワードプレスを使っていますが、インストールは難しくなく、初心者の方でも取り組みやすいということで、クライアントも例外なくワードプレスを利用しています。
ワードプレスのインストールの仕方は、こちらの記事を参考にしてください。
2-3.ワードプレスでテンプレート(テーマ)の設定
ワードプレスでは、テンプレート(テーマ)を利用することによってサイトのレイアウトを簡単に変更することができます。
テンプレートの変更はダッシュボードから変更する方法と、別サイトから入手したり、自分で作成したテンプレートを使用する方法があります。
そして、ワードプレスにはたくさんのテンプレートがありますので、悩んでしまうかもしれません。
また、無料のものでも素敵なものは多くありますが、出来ればカスタマイズしたり、有料のものを使ったりしてデザインにも工夫を入れていくと、オリジナリティが出て審査に通りやすくなります。
2-4.プラグインのインストール
ワードプレスのシステム自体はシンプルなつくりになっているため、ワードプレスに足りない機能を追加したり、より快適にすることが可能なのがプラグインです。
例えば、ワードプレスの標準機能にはない「関連記事の表示」や「SEOのあらゆる設定」など、プラグインによって機能を追加することができます。
プラグインには、公式プラグインと非公式プラグインというものが存在しています。
公式プラグインはワードプレスの公式サイトによって安全性が確認されたものなので、安心して使用でき、基本的には無料で使えます。
一方で非公式プラグインとは、ウェブ制作会社などの有償プラグインや、個人のサイトで無償公開されているようなプラグインを指します。ただ、非公式プラグインをインストールするとウイルスに感染する可能性もあるので、使用には注意が必要です。
ここまで、
- 独自ドメイン取得とレンタルサーバーを契約
- レンタルサーバーにワードプレスをインストール
- ワードプレスでテンプレート(テーマ)の設定
- プラグインのインストール
- 運営者情報やプライバシーポリシー、サイトマップ等作成
- Googleサーチコンソールやアナリティクスとの連携
- 記事投入
7つのうちの4までを説明しました。次に5~7を詳しく解説していきますね。
3-5.運営者情報やプライバシポリシー、サイトマップ等作成(最適化ブログ設定)
ここでは、Googleアドセンス審査で特に気をつけたいブログ設定のポイントについて詳しく解説していきます。
Googleアドセンス審査に通るには、必要なブログの設定があります。
例えば、無料のテンプレートを使い、カスタマイズもせずにそのまま使用したり、作りかけや他と差別化されていないサイトは審査にとおりにくくなってしまいます。
なぜなら、Googleとしてはそういった質の低いサイトを避ける理由は、広告を出す企業や人が減ってしまうと困るからです。
そもそも、あなたが広告を出す側だったら「レベルの低いサイト」や「質の低いサイト」に掲載したくないですよね?
なので、Googleとしては、広告を出稿する側の品質を保つため、厳しくする必要があるという訳です。
「Google=質が悪い」といった悪評がたつのも避けたいところだと思います。
また、Googleアドセンス広告を掲載したブログやサイトを運営していくにあたり、
- 運営者情報
- プライバシーポリシー
- サイトマップ
この3つを固定ページで設定する必要あります。
1つずつ説明していきますね。
<運営者情報>
運営者情報と言っても、電話番号や住所など記載する必要はありません。
あくまで、管理人名、メールアドレスなどの記載であり、メールアドレスは、Googleアドセンスの申請に使用するGメールのアドレスでもOKです。
<プライバシーポリシー>
プライバシーポリシーとは、「個人情報について、その収集や活用、管理、保護などに関する取り扱いの方針を明文化したもの」であり、簡単に言えば、個人情報の取り扱いについての指針についてまとめたものです。
Googleはアドセンス広告を貼るブログに対して、「プライバシーポリシー」を記載することを求めています。
なので、必ず記載するようにしましょう。
<サイトマップ>
サイトマップとは、簡単に言うと、自分が書いたブログ記事へのリンクを一覧で表示しているページになります。
つまり、検索しているユーザーと検索エンジンの両方に、そのサイトにどうのようなページがあるのかを伝えるためのものです。
ユーザーが見やすく、かつGoogleも推奨しており、Googleからの評価も高くなりやすくSEO対策にもなるので、サイトマップは設置するようにしましょう。
そして、サイトマップには、人間用のHTMLサイトマップとサーチエンジン用のXMLサイトマップの2種類があります。前者は人間に対する利便性を向上し、後者はSEO面での効果を高めるプラグインです。
なので、人間用のサイトマップは、人間に対しWebサイトの利便性を向上させるために設置します。そして、多くのWebサイトのページコンテンツをWebサイトに訪れたユーザーが見つけやすいように、各ページへのリンクを整理して一覧表示するのです。
そこで、ご紹介するプラグインは、「PS Auto Sitemap」というものです。インストールや使い方等の詳細は下記の記事をご覧ください。
一方、サーチエンジン用のサイトマップは、Google等のサーチエンジンに対し、サイト内のページを漏れなく通知するために設置するものです。
プラグインである「Google XML Sitemaps」が記述するサイトマップ内容は、Googleが推奨する内容に沿って作られるので、記事はGoogle等のサーチエンジンに的確に認識されるようになります。
インストールや使い方はこちらの記事でご確認ください。
では、次にGoogleのサーチコンソール、アナリティクスとの連携について説明していきます。
3-6.Googleのサーチコンソール、Googleアナリティクスと連携
Googleの検索結果でのパフォーマンスを最大にするために、Googleのサーチコンソールでサイトマップを登録し、Googleアナリティクスと連携していくと、より自分のサイトのSEO評価を上げることができ、審査に通りやすくなります。
サーチコンソールとは、Google検索結果でのサイトのパフォーマンスを監視、管理できるGoogleの無料サービスのことです。
そして、サーチコンソールでは、ページのクリック数、クリック率や掲載順位、ユーザーが検索するときに入力する検索キーワード等が分かります。
ただ、サーチコンソールにサイトマップを登録しないと、たとえ価値のある記事を作成してもサーチエンジンがそれを見つけるのが遅くなり、順位に反映されにくくなります。
なので、登録をまだされていない場合は早急に登録しましょう。
そして、アナリティクスとは、Googleが無料で提供するアクセス解析ツールで、登録したサイトへの訪問者数、属性等、訪問者の行動に関するデータが分かるので非常に便利なツールです。
Googleのサーチコンソールとアナリティクスとが連携することで、アナリティクス上でサーチコンソールの情報が閲覧出来るようになっています。
なので、サーチコンソールやアナリティクスで集約された情報を分析し、サイトを改善し、より自分のサイトの評価を上げて、審査に通りやすくしましょう。
3-7.記事を投入していく
運営者情報やプライバシーポリシー、サイトマップ等を作成し、Googleのサーチコンソールとアナリティクスの連携が終われば、いよいよ記事を作成し投入していきます。
ただ、ここで注意が必要なのですが、それは「適当な記事を数個投入したぐらいでは、審査には通らない」と言うことです。
100文字程度の日記記事はアウトであり、人の役立つ内容の記事になっているかも大切な要素になります。審査に通るには、必要な記事数やコツ、ポイントというのがあるんですね。
- アドセンスの審査を通過する一つの目安として記事数は30記事
- 最低でも1000文字以上の文字数は必要
- Googleが広告を掲載する価値があると判断するかどうか?
この3つが特に重要なのですが、その他にも審査に通る記事作成にはポイントがあります。
その詳細は下記を参考にしていただければと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
- 審査に通らないブログとは?
- アドセンスの審査用ブログの具体的な作成方法
- アドセンス審査に欠かせない最適化ブログ設定
以上を解説しましたが、審査用ブログの作成は決して難しくありません。
審査に通らないという方は、この記事で説明をした、基本のことをもしかしたらおろそかにしている可能性があります。
なので、一度あなたのサイトをチェックして、もし設定をしていない場合は、設定しておくと通りやすくなるので、参考にしてみてください。